料金を総合的にチェックしよう

光回線は一度契約したら長期間利用し続ける人が多いでしょう。新規での契約には工事が必要になるため、そう気軽に乗り換えるのは難しいです。

光回線業者によっては契約期間が2年単位や3年単位になっていて、更新のタイミング以外で解約すると違約金がかかるケースもあります。そのため、光回線を導入する際には、毎月の料金をよく比較しておくことが大切です。

料金が割高なところを選んでしまうと、割安な業者と比べた場合、トータルで見た差は意外と大きくなります。毎月の料金の差は1,000円なら1年間で12,000円です。3年間なら36,000円にもなってしまいます。

また、光回線業者によっては、工事費が無料のところや最初の数ヶ月間だけ料金が安くなるところなどもあります。その場合には、長期間利用した場合に総合的に見て、どこがお得なのか比較しておくことが大切です。最初の1年間だけで見ればかなりお得に見える場合でも、2年目以降は別の業者の方がお得というケースもあります。

速度が安定して速いかどうか

多くの光回線業者で理論上の速度を提示していますが、実際に理論上の速度が出るわけではありません。一般の人が利用する光回線はベストエフォート型のサービスです。理論上の速度は、もっとも良い条件が揃ったときに出る可能性がある速度ということになります。実際に出る速度は、理論上の速度の2~4割程度と捉えておくといいでしょう。

そして、業者によって、実際に出る速度にはやや差があります。理論上の速度が1Gbpsの場合400Mbps程度の速度が出る業者もあれば200Mbpsに達しない業者もあるでしょう。そのため、実際に出る速度を比較した上で決めるのがいいかと思います。オンラインゲームや動画視聴など、用途によっては体感的な差も出てきます。

普段の時間帯だけでなく、土日の午前中や平日の夜など混雑時間帯の速度も比較しておきましょう。混雑時間帯に速度が大きく落ちる業者もあれば、普段より少し落ちる程度の業者もあります。できるだけ速度が安定した速いところを選ぶのが失敗しないコツです。